坂本竜馬 2

・慎重もええが,思いきったところがなけりゃいかん。慎重は下僚の美徳じゃ。

 大胆は,大将の美徳じゃ。

 (事をおこす時は,良く考えて,潜在意識に語りかけよ。一旦,行動を起こせば,

 大胆に考えながら目標を達成せよ。)

 

・竜馬は船の知識から天下を動かすこつを会得した。常に,時代の風力,湿度

 晴雨を測定し,さらに,自分の位置を知り,どうするべきかを判断した。

 

・自分の眼で確かめぬとすまぬたちである。耳を信ぜず,眼で見てそのうえで

 物事を考える即物的な思考法。また,足を使い眼を使って,じかに物に

 触れないと物を考えた気がしない。

 

・人間不人気では何もできませんよ。いかに正義を行おうと,ことごとく,悪意に

 とられ,ついには,自ら事を捨てざるを得なくなります。

 

・竜馬は議論というものの効力をあまり信じていない。議論などで人を屈服させた

 ところで,しょせんはその場限りと言うことが多い。利が世の中を動かしている。

 時勢は,利によって動くものだ。議論によって動かぬ。利(経済)が時代の底を

 揺り動かし,政治がそれについていく。

 

・竜馬の友,高杉晋作は「男子は決して困ったという言葉ははかない」と語る。

 どんな事でも周到に考え抜いたすえに行動し,困らぬようにしておく。それで,

 なおかつ窮地に陥った時でも,困ったとは言わない。困ったといったとたん,

 人間は知恵も分別も出ないようになってしまう。そうなれば,窮地が死地に

 なる。意外な方向に活路が見出せなくなる。

 

・少し疲れていた。疲れると思案がどうしても滅入るが,よう寝ると猛然と自信が

 湧く。

 

・訳の分らんやつには物を言わん。

 

・1つの概念をしゃべる時には,その内容か表現に独創性がなければ,男子は,

 沈黙しているべきだ。(議論に発展性をもたせる意見が大切。それ以外は,

 他の人に任せればよい。

 

・仕事というものは全部をやってはならない。八分までが困難の道である。

 あとの二分は誰でもできる。その二分は人にやらせて,完成の功を

 譲ってしまう。それでなければ,大事業というものはできない。

 

・私心を去って自分をむなしくしておかなければ,人は集まらない。人が集まる

 ことによって,知恵と力が持ち寄られる。

 

・走り始めてから考えよ。走りながら考えよ。

 (十分に行う前に考えて,ある程度の方向性をつけておき,大胆に行動に

 移す。それからは行動をしながら,常に改善,向上が行われるように考えながら

 行動する。)