大手電機会社の苦境

日本の電機関連会社が苦境に立たされている。

かつて,超優良企業であるSONYも,最近は,まったく電機分野では,低迷しており,

銀行,保険等の金融関連の企業方面の話題が多い。

シャープは,鴻海精密工業(台湾)の傘下に入り,一層,低価格競争,賃金の低下に

さらされると予想する。もしかして,完全に技術が奪われるだけかもしれない。

NECは,パソコン事業を中国レノボとの合併会社で実施。

東芝は,10000人ものリストラ。さらには,白物家電事業を中国の美的集団に

売却するとのこと。

パナソニックも,以前の勢いは,全く感じられない。

 

この業界は,厳しい。私も大学は電子・情報分野を学んでおり,次々と新しい技術

が発展する分野で,どれだけ勉強しても追いつけるわけがない。大学で,文系の

学生が楽しく,サークル,バイトをしている間も,実習,レポート,試験,追試等と

忙しい生活を迫られる。その後,就職しても,技術革新についていけなければ,

リストラとなるのがオチだ。

今後の社会を担っていく,若手の方々には,ぜひ,この現実を十分に考えて,

進路を選んで頂きたい。単に,数学の成績が良いからとか,ゲームが好きだからと

いった理由で,電機・情報分野へは進まないことだ。将来の激務を理解して,それで

スマホ等の情報分野で起業して,自分の人生を構築するくらいの心構えが必要だ。

会社は,給料の安い若いうちは,大事にしてくれるかもしれないが,30代,40代と

私生活にお金がかかる時期には,もう,皆さんを養っていく余裕がなくなっている

のだ。いつ,希望退職を迫られるかわからないのが,現状だ。

※希望退職:いかにも,従業員が希望して退職しているかのように新聞等には,

 記載されるが,本当の意味は会社がその人に退職してほしいと希望して,

 退職金を上乗せして,退職の判断を迫る制度。残っても,大幅な減給は,

 さけられない。

 

 電子分野の価格低下(デフレ)は,止まること知らず。薄利多売の方式で勝負する

分野であり,東南アジア等と比べて,高い日本の人件費は,競争力はない。

大手電機の収益源であった薄利多売の分野は,将来の日本の産業にそぐわない。

また,ニュース,CD,DVD,雑誌等の情報分野は,インターネットの発展で,

無料が当然だ。

 電子・情報分野は,これまで自動車と一緒に,日本を支えてきた分野だ。

今後,どうすれば良いかは,私にはわからないが,今後,進路を考える学生方は,

この内容を十分に考慮して,文系,理系を,就職先を考えてほしい。